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 最新の活動
2022年10〜11月、元三重交通のボンネットバスが三重県伊勢市に“里帰り”しました。伊勢市の公共交通利用促進に向けた企画として、三重交通の全面協力のもと実施され、10月29日には二見の賓日館で展示、11月12〜13日には伊勢市内の周遊コースで1日12便の試乗会を行い、2日間で713人のお客様に楽しんでいただきました。かつてこのバスのハンドルを握った元三重交通運転士(故人)の奥様が遺影を胸に乗車され、思い出を語るシーンに我々スタッフも胸を熱くしました。「思い出がよみがえりました」「昔のままで残してくれてありがとう」とのお声を多数いただき、私たちの“現役当時の状態で保存する”方針が評価されたイベントでもありました。往復約900km、一般道で無事自走しました。
【写真=昭和レトロな近鉄宇治山田駅をバックに走り、当時のシーンをよみがえらせた】

 最新の活動
2022年6月18〜19日の2日間、水戸市のあじさいまつりに合わせて、例年の「漫遊バス」〜水戸のあじさい満喫編を催行しました。元三重交通のボンネットバスと元信南交通のセンターアンダーフロアエンジンバスを使用し、2日間で1265人のお客様に楽しんでいただきました。
2022年6月4〜5日の2日間、筑西市の板谷波山生誕150年記念事業の一環として、道の駅グランテラス筑西を起終点にしもだて美術館、廣澤美術館をめぐる周遊コースを1日3回、元山形交通のボンネットバスで実施しました。
【写真=水戸市あじさいまつり漫遊バス/筑西市美術館めぐりバス】

 周遊バス・企画バスの催行(1)〜水戸市
NPOバス保存会が立ち上がって間もない2006年春に水戸市からの依頼により、水戸の梅まつり110回記念としてボンネットバスによる「漫遊バス」を催行したのをきっかけに、毎年梅まつりの時期には「格さん号」「助さん号」と名付けられた「漫遊バス」を週末に催行、以後GWのつつじ祭り、6月のあじさいまつり、9月の萩まつり、11月の紅葉まつりなど、定期的に水戸市のイベントとコラボレーションしてきました。4台のナンバー付のバスのうち2台の組み合わせで催行されています。ここ3年ほど、新型コロナウィルスの感染拡大により催行されていませんでしたが、2022年のGWから復活しています。
【写真=水戸市で例年開催されてきた「漫遊バス」】

 周遊バス・企画バスの催行(2)〜土浦市ほか
土浦市でも毎年3月終わり〜4月初めの週末に、「土浦桜めぐりバス」として市内の桜の名所を周遊するバスを催行してきました。また、8月の「キララまつり」の際には霞ケ浦周辺のハス田を見ていただく「ハス花めぐりバス」も催行しました。
茨城県内ではこのほか、牛久市、常総市、笠間市、常陸太田市、大子町、筑西市などのご要望に応じて、観光スポットを巡るコースや歴史探訪コースをボンネットバスで催行しています。また、福島県いわき市田人地区など、茨城県外でも活躍しています。
【写真=桜満開の土浦市内を走る「土浦桜めぐりバス」】

 記念事業への参加
2017年にNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」に元山形交通のボンネットバスを提供したのが山形県でも評判になり、山形県、山形市、山交バス(旧山形交通)など関係各位のご協力のもと、2017年の花笠まつりの際に同車を“里帰り”させ、花笠まつりのパレードの露払いや関連イベントでの展示・試乗会を行って、県民の皆様に懐かしんでいただきました。
このほか2003年の日本バス協会によるバス事業100周年記念イベントにも展示を行ったのをきっかけに、その後10年ほど続いた日本バス協会主催の「バスフェスタ」にも展示車両を提供しています。
また、隔年で開催していた長野県バス協会「信州バスフェスタ」での展示・試乗会など、各地のイベントにも協力しています。
【写真=2017年に山形市で開催の花笠まつりの先陣を切る元山形交通車/日本バス協会「バスフェスタ」で展示した元はとバス「スーパーバス」】

 テレビドラマ等の撮影協力
最も知られているのは2017年に放映されたNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの通学や帰省の際のバスとして出演した元山形交通のボンネットバスでしょう。撮影は2016〜17年に茨城県内で行われました。後半や「ひよっこ2」では時代が推移したという中で、元信南交通のバスも出演しました。
このほか2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」には元信南交通のセンターアンダーフロアエンジンバスが関係者輸送のバスとして出演し、NHKの「ファミリーヒストリー」でも2回、再現ドラマの中でボンネットバスが使用されています。
【写真=NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」撮影でセットのバス停とともに/NHK大河ドラマ「いだてん」撮影風景】

 映画の撮影協力
2005年公開の映画「フラガール」において、元三重交通のボンネットバスが炭鉱従業員の送迎バスとして、また元信南交通のセンターアンダーフロアエンジンバスがフラガールの全国巡業のバスとして出演しました。これがNPOバス保存会の保存バスが広く知られるきっかけとなりました。
【写真=映画「フラガール」出演のため巡業バスに装飾したBT51】

 CM・プロモーションビデオ等の撮影協力
企業のCMやプロモーションビデオ等のご依頼にも可能な範囲でご協力しています。近年では2018〜19年に放映されたニベアクリームのCMで元信南交通のセンターアンダーフロアエンジンバスが昭和の時代の1シーンとして登場しました。過去にはボンネットバスを全塗装して菓子メーカーのプロモーションに提供したこともあります。
【写真=CM撮影に向け若干のラッピングを施したBT51】

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